勤勉とは何か？#
長時間働くことを指すのか？それとも、たとえ仕事でなくても、常に忙しくしていることを指すのか？たとえば、絵を描いたり、雑用をしたり……。
私は後者だと思うので、条件を限定しましょう：勤勉な仕事は富をもたらすことができるのか？その前に、「勤勉な仕事は有害か？」について議論しましょう。
勤勉な仕事は有害か？#
私は二つの状況に分けられると思います。一つは搾取のない環境、もう一つは搾取のある環境です。
では、どうやって搾取かどうかを判断するのでしょうか？
搾取のない環境では、勤勉という言葉を聞いたことがないようです。興味や趣味に没頭している人々の話は聞いたことがあります。
搾取のある環境では、勤勉な仕事から得られる富の大部分は搾取者に渡ります。搾取者はお金を使って楽しむだけでなく、搾取制度の安定性を強化し、反抗を難しくします。そして、多くの搾取者は非常に短期的で愚かであり、勤勉な人々に対する搾取を強化します。働きたいと思えば、終わりのない仕事が待っています。ある経営者は、従業員が暇にしているのを見ることができません。勤勉な仕事は最終的には少しの富を自分に与えますが、これは短期的な行動であり、集団に対して有害です。そして、長期的には自分にとっても不利です。
勤勉な仕事は他のことをする時間が少なくなることを意味します。私たちは人生の目的を理解する必要があります。仕事は富を得るためのものであり、富は単なる道具であり、目的ではありません。
勤勉は機会コストを高めます。親子の絆を育む時間、身体を鍛える時間、新しい知識を学ぶ時間が失われます。社会がゆっくり発展する環境では、機会コストは相対的に低いです；逆に、社会が急速に発展する場合、機会コストは非常に高くなります。
私たちは、より多くの機会が外にあることを理解する必要があります。
勤勉な仕事は本当に富をもたらすのか？#
勤勉は量の蓄積しかもたらさず、量の蓄積から質の変化が起こることは非常に難しいです。特に搾取のある環境では、その可能性は非常に低いです。
勤勉な仕事は富をもたらさず、問題を解決することもできません。機会をつかむことで富を得ることができます。だからこそ、私たちは新しい知識を学び、新しい事物に触れ、知らない人と話す必要があります。知らない人との食事会は、実際にはほとんどが友人同士の雑談であり、ほとんどは断ることができます。ニュースに注意を払うことも新しい知識ではありません。News は New ではなく、ニュースはすでに起こったことを繰り返すだけです。
まとめ#
勤勉な仕事は富をもたらすどころか、有害です。したがって、勤勉による富は搾取者の嘘である可能性が高く、私たちは勤勉な仕事を宣伝すべきではありません。しかし、一つの例外があります。以下で説明します。
私たちはどうすればよいのか？#
新しい知識を学べない仕事に従事している場合、生存問題を解決でき、市場競争に淘汰されない限り、勤勉に働く必要はありません。普通に働き、他の場所に時間を使いましょう。正常な環境では、人々は普通に働き、生存を保証するだけでなく、かなりの富を得ることができ、搾取のある環境でもそれを実現できます。
新しい知識を学べる仕事に従事している場合、勤勉に働くことができます。なぜなら、そのような環境では、あなたが続ければ続けるほど、知識の蓄積が増え、創造できる価値が高まり、富を得るのが簡単になるからです。必要なのは、搾取の環境から脱出し、新しい環境で仕事の機会を見つけることだけです。
どのような仕事が新しい知識を得られるのか？#
繰り返しの仕事ではほとんど新しい知識を得ることはできませんが、知らない知識に慣れることになります。これが繰り返しの唯一の利点です。
最も単純な繰り返しの仕事には、ネジを締めることや、レンガを運ぶことがあります。また、外部の人が驚くかもしれないデザイナーや作家（もちろん大部分に限りますが、トップレベルには限りません）も、既存の知識を使って繰り返し創作しており、仕事の中で新しい知識を得ることはほとんどありません。これが繰り返しの仕事の特徴です。
では、具体的にどのような非繰り返しの仕事があるのでしょうか？たとえば、科学者や研究開発チームです。私たちは全員が科学者になったり、研究開発チームに参加したりすることはできませんが、研究することはできます。何でも構いません。もし仕事に関連しているなら、勤勉に働くことができます；もし仕事に関連していないなら、勤勉に働く必要はなく、節約した時間を学び、考え、研究することに使うべきです。